そうぞうせい

なぜ今、創造性が必要なのか

より、創造性が求められる社会になってきています。たとえば…

コロナ禍を経て、いままでの当たり前が通用しなくなっている→変化の激しい中で、新しい方向を自ら提示できるようになる必要がある

人工知能には思いつけない発想を生み出す力が、より求められる→「論理的」だけでは思いつかない、新しい発想を生み出す力が必要になる。

自分の力で新しい道筋をたてて、自ら道を切り開いていく。そういう力が求められる時代になっていきます。

創造性ってなに?

「クモミル」では、創造力を「今あるモノ・コト・概念を、違う角度からとらえ、分解・再構築し、あらたな組み合わせを無意識に見出す力」と定義しました。

日本人はその創造力を古くから、普段の暮らしや遊びに取り込んでいます。それは「見立てる」という行為であり、和歌や茶道などという文化的な活動においても非常に重要な行為でした。たとえば枯山水。砂と石を敷き詰めた場所に水の流れや波紋を見出して思いをはせる。これが「見立てる」という行為です。もっと身近な例でいうと、月見うどんもそうです。卵が月に見えることからその名前がつけられていたりします。

「クモミル」は「見立てる」という行為を通じて創造性を育んでいくプログラムになっています。

みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。幼稚園や学校からの帰り道、ふと空を見上げたとき、雲がおいしそうなソフトクリームに見えたり、焼き立てのクロワッサンに見えたり。

空を見ずにスマートフォンだけで天気予報を知ることができるこの時代に、子どもと手をつないで歩きながら空を見上げて「あの雲、何に見えるかな?」という自由な時間を楽しめる親子が増えたらステキだな。そんな思いから「クモミル(雲見る)」と名付けました。